指輪

毎日、毎日、激暑な日々である。

そんななか昨日は祖母の四十九日だった。
墓地はさえぎるものがないせいか思いっきり激暑だ。

親戚のおばあさんは腰も曲がって歩きづらそうで、そのうえあの暑さである。
祖母の姉だから絶対に来ようと思ったのだろうがそのまま逝ってしまうのではと心配させるような状況であった。

また昼近い時間だったし余計に暑い。

本堂は冷房が効きまくっており、住職のお経を聞きながらヨガの呼吸法で瞑想にトライ。
眠くもならずとても有効な時間だった。


先日片づけをしていたらかなり前に彼からもらった指輪発見。
人に買ってくれとかねだるのがものすごく下手、見栄っ張りだから余計に買ってとは頼めない性格で女子らしいものをプレゼントされるなんてことはなかった。

が珍しくお願いしてもらったものである。
なのにあきっぽいのかずっとしていなかったブルートパーズの指輪。

もったいない気持ちから最近身に着けるようになった。
彼にその指輪の話をしたのだがこっちもすっかり記憶にない様子。
いやはや、お互いさまである。